⑦【素材のお取扱い上の注意・お手入れ方法】 金属製品のお手入れについて
日常のお手入れ
- 金属製品のお手入れ
金属製品のお手入れは基本的に木製品と同じです。柔らかい布で乾拭き、水拭きが基本となります。塩分のあるもの(食品など)の付着はサビや塗装の劣化につながりますので、速やかに除去して水拭きしてください。市販の金属用クリーナーをお使いになる場合は一度目立たない場所で試して、変色、キズの発生がないか確認の後にお使いになることをおすすめします。クレンザーは、表面に傷がつくので使用しないでください。
また手あかや油脂などの油汚れにほこりがたまると、湿気を吸収しサビの原因となりますので、こまめにお手入れをしてください。
- メッキ仕上製品のお手入れ
メッキ仕上げの場合、手垢や油脂などがサビの原因となります。普段は柔らかい布で乾拭き、もしくは固く絞った布で水拭きをしてください。水拭きをした後は乾いた布でしっかりと水分を拭きとってください。また、年に数回金属磨きやメッキ製品用クリーナーなどで念入りにお手入れを行ってください。なお、この場合も最後に必ず乾拭きを行ってください。
研磨剤は、使いすぎるとすりキズをつけるだけでなく、メッキ層を削り、酸化(サビ)、ゆがみの原因となりますので、予め説明書をよく読んでからお使いください。クレンザーは表面に傷がつくので使用しないでください。
- アルミ製品のお手入れ
アルミ製品のお手入れは基本的に木製品と同じです。柔らかい布で乾拭き、水拭きが基本となります。汚れがひどい場合には中性洗剤をぬるめのお湯で薄めて、柔らかい布などを使って表面を洗浄してください。次に十分に水拭きし、乾いた布でしっかりと水分を拭きとってください。研磨剤は、使いすぎるとすりキズをつけるだけでなく、アルマイト層を削り、酸化(サビ)、ゆがみの原因となりますので、予め説明書をよく読んでからご使用いください。
洗浄剤や薬品は、アルミに影響がないことをご確認の上、ご使用ください。酸性薬品、アルカリ性薬品、塩素系薬品はアルミを腐食させたり、塗膜はがれを引き起こしますので絶対に使用しないでください。歯ブラシ、サンドペーパー、洗車用のブラシ、ワイヤーブラシなどを使わないでください。製品に傷がつき、シミや腐食の原因になります。
- プラスチック製品のお手入れ
プラスチック製品にはFRP、ポリプロピレン樹脂などがあります。経年によるシートシェルなどの材質的変色はある程度止むおえません。ホコリや汚れが目立つのできめこまかく手入れをすることが大切です。
中性洗剤をスポンジや布に含ませて洗い、柔らかい布で水拭きと乾拭きをします。 クレンザーやブラシなどで磨くと表面に傷をつけ、ホコリが溜まりとれにくくなるので使用は避けてください。