FLACE MAGAZINE
当社取扱いメーカーCOR(コア)の皮革についてご案内いたします。
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CORのレザーコレクションは、染め方・着色方法の違いによりPURO(アニリンレザー)、SEMI(セミアニリンレザー)、DURA(ピグメントレザー)の3つのカテゴリーに分類されています。
末永くお使いいただくためには、レザーの仕上げ方による特徴の違いを知り、使用場所に適した性質かということも考慮する必要があります。

【PURO-アニリンレザー/染料仕上げ】
なめした後、染色のみで仕上げた最も高品質な革です。
革本来の自然な風合いを出し、シボや細かい傷痕なども残ります。できるだけ自然な状態で仕上げられているので、触れるとすぐに体温と同じ温度に変化し、冬に冷たいと感じることも、夏に汗をかいて不快になることもありません。温かみのある”本物”という言葉にふさわしい革です。
デリケートな革であるため、こまめな手入れが必要です。環境や使い方により、革の表情が変わりやすく自然な経年変化を楽しめます。
また、1枚の革でも場所によって大きく表情が違うのも特徴の一つです。例えば首の部分は腰などにくらべてしわが多く、これらの違いはソファにしたときにもはっきりわかります。そのような特徴から アニリンレザー(PURO)には“2枚と同じものがない’'と言われています。このような特質を理解した上で、お選びください。
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【SEMI/セミアニリンレザー】
革の種類を大きく分けると、染色のみで仕上げたPUROと、表面に塗装したDURAの二つに分けることができます。
SEMIはちょうどその中間で、PUROのように染色した後にごく薄く表面に塗装をします。これは、厚く塗装したものよりはるかに良い品質のものです。アニリンレザーのように肌触りが良く、とても柔らかな状態を保ちつつ、ごく薄く塗装を施してあるため、仕上がりも均一で軽微な傷は隠れ、水や汚れの染み込みを防ぎ、色褪せしにくくなっています。
SEMIは上質な風合い(PURO)と取り扱いやすさ(DURA)という両方の長所を併せ持つ革となります。
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【DURA-ピグメントレザー/顔料仕上げ】
なめした後、顔料塗装を行う仕上げ方法です。
表面にしっかりとした塗膜を作るため、均質で多様な着色ができ、傷痕や色むらなどもカバーします。表面が保護されているので、傷や汚れから守り、水などの液体を弾き、色褪せも少ないので、PUROレザーのような経年変化はあまりおこりません。しかし、一度この表面がはがれてしまうと、保護をする性質は失われ、汚れや退色を防ぐことは出来なくなります。
塗膜で毛穴や自然なシボはふさがってしまうので、革本来の風合いは損なわれます。また、体温が伝わりにくいので、DURA はSEMIやPUROにくらべ、暑い日にソファに座ると汗をかいたり、寒い日には冷たく感じることもあります。
DURAはCORのコレクションの中で丈夫で手入れが簡単な最も実用的な革です。
丈夫さと均一性が求められる、オフィスやショールーム、直射日光が当たるリビングルーム、毎日長い時間大勢が座る家庭のソファにも適しています。

さらにCORでは、一般的な塗装のみの顔料仕上げレザーと違って、DURAにも塗装前に染色を施しています。こうすることで、縫い目や革表面に傷がついてしまった場合でも同系の色が見えて傷が目立たないように配慮されています。
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【A NATURAL BEAUTY SPOT-ナチュラル ビューティ スポット】
leather.jpg ①角による突き傷痕
②生垣・柵などによる傷痕
③妊娠線・肉割れ
④干草用のフォークによる痕
⑤糞尿などのシミ
⑥皮膚炎の痕
⑦牛舎の中での傷痕
⑧ダニに咬まれた痕
原皮には一枚一枚違ったその牛の歴史が刻まれています。そのため、ピグメントレザーやセミアニリンレザーと呼ばれる革は、表面を丈夫にし、痕を見えにくくするために顔料を吹き付けます。それに対し、最も自然に近い仕上げのアニリンレザーは、その歴史である傷痕や虫刺され痕などが目に見えるマーク(ナチュラルビューティースポット)として残ります。それらは本物のアンティークについている古い傷が欠点ではないのと同じように本物の革である証拠です。


CORレザーコレクション
Heart of COR カタログ

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Heart of COR Video(YouTube)



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