COR Leather レザーについて

5㎡以上の上質な皮革

CORに使用される一部の原皮は、アルプス地方の契約牧場で飼育されたジンメンタール種の牛から供給されています。
これらの牧場では、牛の皮膚に傷がつかないよう、管理が行き届いた環境で大切に飼育されています。ジンメンタール種の牛は最大で約1.3トンまで成長し、皮革に適した良質な原皮部位を大きな面積(5㎡以上)で供給できる特徴があります。

この原皮は、ドイツの厳しい環境基準をクリアした国内5社の工場で、革製品に加工されます。その後、張地用皮革として工場に届けられます。
また、これらの原皮は、同じ牧場や仲買業者との長年の信頼関係とパートナーシップにより、高品質が維持されています。

さらに、アルプス地方で育ったジンメンタール種に加えて、スカンディナビア、ドイツ北部、イタリア産のレッド・ホルスタイン フリージアン種の牛から得られる、5㎡以上の上質な皮革も使用されています。

CORのレーザーコレクションは、染色方法と着色技術の違いによって、PURO(アニリンレザー)、SEMI(セミアニリンレザー)、DURA(ピグメントレザー)の3つのカテゴリーに分類されています。

PURO-アニリンレザー/染料仕上げ

なめし工程を経た後、染色のみで仕上げられた最高品質の革です。 革本来の自然な風合いを活かし、シボや細かい傷痕もそのまま残されています。極力自然な状態で仕上げられているため、触れるとすぐに体温と同じ温度に馴染み、冬でも冷たさを感じず、夏でも汗による不快感を軽減します。その温かみのある質感は、“本物”という言葉がふさわしい革です。

この革は非常にデリケートであるため、こまめな手入れが必要です。環境や使用方法によって革の表情は変化しやすく、自然な経年変化を楽しむことができます。 また、1枚の革でも部位によって表情が大きく異なるのも特徴の一つです。例えば、首の部分は腰の部分に比べてしわが多く、その違いはソファに加工した場合でもはっきりと表れます。

このような特徴から、アニリンレザー(PURO)は「同じものが2枚とない」とも言われています。これらの特質をご理解いただいた上で、お選びください。

SEMI/セミアニリンレザー

革の種類は大きく分けて、染色のみで仕上げたPUROと、表面に塗装を施したDURAの二種類に分類されます。 その中間に位置するSEMIは、PUROのように染色した後、ごく薄く表面を塗装した革です。

これは、厚塗りされた革よりも品質が高く、アニリンレザーのような優れた肌触りと柔らかさを保ちながら、ごく薄い塗装によって均一な仕上がりを実現しています。また、軽微な傷を目立たなくし、水や汚れの染み込みを防ぎ、色褪せしにくいという特徴があります。

SEMIは、PUROが持つ上質な風合いと、DURAの扱いやすさという双方の長所を兼ね備えた革です。

DURA-ピグメントレザー/顔料仕上げ

なめし後に顔料塗装を施す仕上げ方法です。この方法では、表面にしっかりとした塗膜を形成するため、均質かつ多彩な着色が可能です。また、傷痕や色むらを効果的にカバーします。表面が保護されることで、傷や汚れから革を守り、水などの液体を弾き、色褪せも少ないため、PUROレザーのような経年変化はあまり起こりません。
しかし、塗膜によって毛穴や自然なシボが覆われるため、革本来の風合いが損なわれます。体温も伝わりにくいので、DURAはSEMIやPUROに比べ、暑い日には汗をかきやすく、寒い日には冷たく感じることがあります。

DURAはCORのコレクションの中でも、最も丈夫で手入れが簡単な実用性の高い革です。

そのため、丈夫さと均一性が求められるオフィスやショールーム、直射日光が当たるリビングルーム、長時間多くの人が座る家庭のソファにも適しています。
加えて、CORでは一般的な顔料仕上げレザーと異なり、DURAにも塗装前に染色を施しています。このため、縫い目や革表面に傷がついた場合でも、同系色が見えることで傷が目立ちにくいよう配慮されています。

A NATURAL BEAUTY SPOT
-ナチュラル ビューティ スポット

原皮には一枚一枚、その牛の歴史が刻まれています。
そのため、ピグメントレザーやセミアニリンレザーと呼ばれる革では、表面を丈夫にし、痕を目立たなくするために顔料が吹き付けられます。一方で、最も自然に近い仕上げであるアニリンレザーでは、傷痕や虫刺され痕といったその歴史が、「ナチュラルビューティースポット」と呼ばれる目に見えるマークとして残ります。

それらは、本物のアンティークに付いている古い傷が欠点でないのと同様に、本物の革である証です。

①角による突き傷痕
②生垣・柵などによる傷痕
③妊娠線・肉割れ
④干草用のフォークによる痕
⑤糞尿などのシミ
⑥皮膚炎の痕
⑦牛舎の中での傷痕
⑧ダニに咬まれた痕