COR コア

COR Sitzmöbel Helmut Lübke GmbH & Co. KGは、1954年ドイツ ヴェストファーレン レーダ=ヴィーデンブリュックにて、実業家レオ=リュプケとその息子ヘルムート、そしてヴェストファーレンの名家、ベントハイム=テクレンブルグ家のアドルフ侯によって創業されたソファメーカーです。

ベントハイム=テクレンブルグ家の紋章に刻まれた3つのCOR、そして創業者3人のCORを込めてとの思いよりCOR(コア)と命名されました。
ラテン語源のCORとは、ハート・心を意味します。
現在は、創業者の孫で同じ名前を命名されたレオ=リュプケが代表を務めております。

→ https://www.cor.de/en/contract/

About CORCORについて

ハートに寄り添う家具

COR(コア)は、ラテン語で「ハート」を意味します。この名前は、共同創設者の紋章に描かれたハートに由来しています。私たちの家具づくりは、まさに「心」や「情熱」と深く結びついています。

人が家具を選ぶとき、それは自分の心の声に従う瞬間です。CORの家具は、その声に応えるように、使う人にとって快適で機能的であるだけでなく、時代を超えた美しさを提供します。

家具づくりの中心地から生まれる逸品

CORの本社・工場はドイツのレーダ=ヴィーデンブリュックにあります。
この地はノルトライン=ヴェストファーレン州、東ヴェストファーレン=リッペ地方の中心に位置し、家具製造の盛んな地域として知られています。人口約48,000人のこの街では、何世代にもわたり家具づくりが受け継がれ、地域全体がその情熱を持って家具製造に取り組んできました。

CORでは、そんな地域の中でも特に優れた技術を持つ“職人(マイスター)“たちが集まり、最高品質の家具を生み出しています。素材選びから仕上げに至るまで、細部にまでこだわり抜き、永く愛される家具づくりを追求しています。

品質と技術へのこだわり

CORでは、家具の品質を最優先に考えています。厳選された最高品質の素材、熟練した職人の技術、そして徹底した品質テスト。これらすべてが、永く愛される家具を生み出すために欠かせない要素です。

時代を超えるデザイン

私たちが目指しているのは、流行に左右されることなく、永い年月を経ても色あせないデザインです。使う人とともに時間を重ね、人生に寄り添う家具を生み出すこと。それがCORの使命です。 あなたの暮らしに寄り添う、心のこもった家具。 それがCORのつくる家具です。

HistoryCORの歴史

  • 実業家レオ=リュプケが、息子のヘルムート=リュプケとベントハイム=テクレンブルク侯爵とともに、CORを設立しました。

    • 「QUINTA」と名付けた、5つのユニットで構成されるソファユニットを発表しました。これは、これまでになかったインテリアデザインの可能性を広げる、モジュラー家具システムへの第一歩となりました。

    • この年、COR史上最大の成功を収めた世界初のモジュラー家具システム「Conseta(コンシータ)」が誕生しました。

    • CORは創立50周年、ソファ「Conseta」は誕生40周年を迎えた記念すべき年となりました。

    • ConsetaをはじめとするCOR製品は、5月よりハパグ・ロイド・クルーズが運航する、世界最高評価の客船「MS EUROPA 2」に納品されました。 オールスイート仕様の客室(全251室)には、COR製の家具が合計681点設置されています。

    • CORは創立60周年を迎え、シンプルかつ独創的なソファ「Conseta」は誕生50周年を迎えました。そして、「Conseta」は世界中でソファの定番のひとつとして広く知られるようになっています。

  • 最高の素材と高度な職人技を駆使し、実用的で機能的であると同時に、快適さと時代に左右されない普遍的な美しさを兼ね備えた家具を作り続けています。

Sustainabilityサステナビリティ

私たちは70年以上にわたり、持続可能なものづくりを追求してきました。
製造をドイツ国内に限定し、最も厳しい環境基準と社会基準のもとで生産を行っています。

「永く使える家具こそ、最高のサステナビリティである」——この理念のもと、所有者の人生に寄り添い、永くご愛用いただける高品質な家具を提供しています。

持続可能な木材の使用

使用する木材はすべて、ドイツ国内で持続可能な方法で管理された森林から供給されています。

資源の有効活用とCO2削減

製材後の廃木材は、社内の電力や暖房の燃料(バイオマス)として活用し、化石燃料の使用・削減に貢献しています。

これにより、毎年約516,000キログラムの二酸化炭素排出量を削減しています。

再生可能エネルギーの活用

バイオマスに加え、工場にはソーラーパネルを設置。再生可能エネルギーを積極的に活用しています。

環境・健康への配慮

熱帯木材、重金属、危険な推進剤は一切使用せず、環境にも人にも優しい製品づくりを徹底しています。

製品品質と耐久性の向上

高い内製化比率により、製品の品質と耐久性を向上させています。また、輸送コストの削減によって、環境負荷の軽減にも寄与しています。

人材育成への投資

従業員のスキル、知識、生産能力を向上させるために、基礎および上級トレーニングを積極的に実施しています。
さらに、健康プログラムにも資金、時間、労力を投入し、働きやすい環境の整備に取り組んでいます。

私たちはこれからも、人々、環境、社会、そして地域に貢献する持続可能なものづくりを続けてまいります。

CORの布張り家具製品は、すべて環境に配慮した製品として、BLAUER ENGEL認証を取得しています。
GREENGUARD認証は、世界で最も厳しい揮発性有機化合物の排出基準を持つ認証です。
CORは、さらに厳格な基準が設けられたGOLD認証を取得しています。

Heart of CORCORのこだわり

木材へのこだわり

一見すると分かりにくいかもしれませんが、CORの製品には特別な木材が使用されています。
CORでは、ドイツの「持続可能な林業」を実践している森林から得られた木材のみを使用しています。
「持続可能」(サステナブル)という言葉は、人と自然が共生しながら多様性に富む環境を維持する、ドイツの森林に根ざした概念です。
この語源であるドイツ語「Nachhaltig」は、英語の「Sustainable」に対応し、日本語では「持続可能」と訳されています。

ヴェストファーレン州の豊かな森林

中央ヨーロッパ最大の森林地域の1つであるヴェストファーレン州は、冬も穏やかな気候と湿った土壌に恵まれ、ビーチ(ブナ)の生育に最適な環境です。
ビーチはこの地域特産の木材で、品質が安定しており非常に丈夫なため、家具の材料として重宝されています。

レーダ=ヴィーデンブルック(Reade-Wiedenbrück)にあるCORの工場には、毎年800m³(トレーラー約25台分)の木材が運び込まれます。角材や板材などに加工された木材は、トラックによる長距離輸送に適さないため、その調達は創業以来地元に限定されています。

厳格な選定と森林保護

ハーメルン森林組合の責任者は、毎年、伐採可能な樹齢100年以上の木を一本一本確認し、赤い塗料で印をつけます。森林保護を最優先に、無駄な伐採は一切行っていません。

数キロ離れた場所にある森林組合のLMH製材所では、丸太をのこぎりで切断し、板状に加工します。この製材所は1837年以来、ヴェストファーレン地区の家具メーカーに木材を供給し続けています。

木材の乾燥と品質管理

樹皮を剥がし、厚板にカットされた木材は、数か月間屋外で自然乾燥された後、50℃の室内乾燥室でさらに4時間乾燥されます。この状態を「calm」と呼び、ようやく出荷および加工の準備が整います。

職人の手による精密加工

レーダ=ヴィーデンブルック(Reade-Wiedenbrück)のCOR工場に運び込まれた厚板は、職人たちによって長さや幅を整え、カバー用の溝を掘った後、ソファの座枠へと加工されます。

木材加工・構造へのこだわり

ソファ作りは、木材の加工から始まります。CORの工場に運び込まれた樹齢100年以上のビーチ無垢材は、職人たちの手によって規定の寸法に切断され、滑らかに研磨されます

伝統的な組手技法によるフレーム構造

加工された木材は、伝統的な組手技法である三枚組継ぎによって組み立てられ、頑丈な木製フレームとなります。ネジは長年の使用で緩む可能性がありますが、組手構造にはその心配がないため、耐久性の向上につながります。

快適な座り心地を支えるスプリング構造

フレームには、スプリングを固定する合成樹脂パーツが取り付けられ、座り心地の要となるS字スプリングが張られます。

独自の張地交換システム

一般的なソファでは、張地を木製フレームにタッカー針で直接固定する方法が採用されています。しかし、CORのソファでは、木製フレームに彫られた溝に張地を合成樹脂パーツで固定する独自のシステムを採用。

このシステムにより、張地の交換が短時間で可能な一方、カバーリング方式の欠点とされる「ずれ」や「たるみ」が発生しません。この張地交換システム(チャンネルビーズカバー)は、COR独自の技術として特許を取得しています。

環境に配慮した生産プロセス

木製フレームは、貼り加工、組み立て、品質管理、そして梱包の工程を経て、世界中へ出荷されます。また、木工加工時に発生する木片やおがくずは、工場内のサイロに集められ、環境に配慮したバイオマス燃料として再利用されます。

これにより、工場の暖房や木材の乾燥に活用されています。

見えない部分にもこだわる品質

多くのソファは、内部構造を隠すために座面の裏側に布(金巾)を張りますが、CORの主要ソファにはこの布がありません。代わりに、丁寧に張り込まれた張地、最高品質のSバネ、そして滑らかな木肌のビーチ無垢材が施されています。内部まで最高品質で仕上げられた家具です。

当社ショールームでは、構造がわかる展示も行っております。
ぜひお越しいただき、その品質を直接ご確認ください。

クッション材へのこだわり

ソファの座り心地と耐久性を左右する重要な要素のひとつが、ウレタンの品質です。ウレタンは、メーカーから一定のサイズで仕入れ、工場内で最も広い面積を占める場所に保管されています。

下地加工部門では、それぞれの商品に合わせてウレタンをカットし、複数の種類を組み合わせて貼り付ける工程を手作業で行っています。

一方で、よく見かけるモールドウレタンは効率的で大量生産が可能なうえ、コストも抑えられます。しかし、それでは本当に座り心地が良く、耐久性に優れたソファを作ることはできないとCORは考えています。

最適な座り心地を実現するウレタン構成

座る場所によって体重の負荷が異なるため、背もたれには柔らかいウレタン、座面には硬めのウレタンを使用。さらに、すべての商品で異なるウレタン構成を採用し、CORのソファには1,700種類ものウレタンが使われています。

高密度ウレタンによる快適性と耐久性

永年の使用に耐え、どんな体格の方にも快適な座り心地を提供するためには、ウレタンの密度と圧縮率が高いことが重要です。CORが使用するのは、最も密度が高く、最も丈夫なウレタンのみ。密度の高いウレタンは、ゆっくりと沈み込む感覚と、しっかりとした座り心地の両方を実現します。

職人技が生み出す究極のクッション

芸術的に構成されたウレタンは、丈夫な不織布でカバーされ、熟練の職人によって丁寧に縫製された張地をまといます。こうして完成したソファは、座るたびに心地よさを感じられる逸品となります。外見の美しさだけでなく、中身にも同じ価値を持たせること。

その品質は、永く使い続けることで確かに証明されます。

COR Leatherレザーについて

5㎡以上の上質な皮革

CORに使用される一部の原皮は、アルプス地方の契約牧場で飼育されたジンメンタール種の牛から供給されています。
これらの牧場では、牛の皮膚に傷がつかないよう、管理が行き届いた環境で大切に飼育されています。ジンメンタール種の牛は最大で約1.3トンまで成長し、皮革に適した良質な原皮部位を大きな面積(5㎡以上)で供給できる特徴があります。

この原皮は、ドイツの厳しい環境基準をクリアした国内5社の工場で、革製品に加工されます。その後、張地用皮革として工場に届けられます。
また、これらの原皮は、同じ牧場や仲買業者との長年の信頼関係とパートナーシップにより、高品質が維持されています。

さらに、アルプス地方で育ったジンメンタール種に加えて、スカンディナビア、ドイツ北部、イタリア産のレッド・ホルスタイン フリージアン種の牛から得られる、5㎡以上の上質な皮革も使用されています。

CORのレーザーコレクションは、染色方法と着色技術の違いによって、PURO(アニリンレザー)、SEMI(セミアニリンレザー)、DURA(ピグメントレザー)の3つのカテゴリーに分類されています。

PURO-アニリンレザー/染料仕上げ

なめし工程を経た後、染色のみで仕上げられた最高品質の革です。 革本来の自然な風合いを活かし、シボや細かい傷痕もそのまま残されています。極力自然な状態で仕上げられているため、触れるとすぐに体温と同じ温度に馴染み、冬でも冷たさを感じず、夏でも汗による不快感を軽減します。その温かみのある質感は、“本物”という言葉がふさわしい革です。

この革は非常にデリケートであるため、こまめな手入れが必要です。環境や使用方法によって革の表情は変化しやすく、自然な経年変化を楽しむことができます。 また、1枚の革でも部位によって表情が大きく異なるのも特徴の一つです。例えば、首の部分は腰の部分に比べてしわが多く、その違いはソファに加工した場合でもはっきりと表れます。

このような特徴から、アニリンレザー(PURO)は「同じものが2枚とない」とも言われています。これらの特質をご理解いただいた上で、お選びください。

SEMI/セミアニリンレザー

革の種類は大きく分けて、染色のみで仕上げたPUROと、表面に塗装を施したDURAの二種類に分類されます。 その中間に位置するSEMIは、PUROのように染色した後、ごく薄く表面を塗装した革です。

これは、厚塗りされた革よりも品質が高く、アニリンレザーのような優れた肌触りと柔らかさを保ちながら、ごく薄い塗装によって均一な仕上がりを実現しています。また、軽微な傷を目立たなくし、水や汚れの染み込みを防ぎ、色褪せしにくいという特徴があります。

SEMIは、PUROが持つ上質な風合いと、DURAの扱いやすさという双方の長所を兼ね備えた革です。

DURA-ピグメントレザー/顔料仕上げ

なめし後に顔料塗装を施す仕上げ方法です。この方法では、表面にしっかりとした塗膜を形成するため、均質かつ多彩な着色が可能です。また、傷痕や色むらを効果的にカバーします。表面が保護されることで、傷や汚れから革を守り、水などの液体を弾き、色褪せも少ないため、PUROレザーのような経年変化はあまり起こりません。
しかし、塗膜によって毛穴や自然なシボが覆われるため、革本来の風合いが損なわれます。体温も伝わりにくいので、DURAはSEMIやPUROに比べ、暑い日には汗をかきやすく、寒い日には冷たく感じることがあります。

DURAはCORのコレクションの中でも、最も丈夫で手入れが簡単な実用性の高い革です。

そのため、丈夫さと均一性が求められるオフィスやショールーム、直射日光が当たるリビングルーム、長時間多くの人が座る家庭のソファにも適しています。
加えて、CORでは一般的な顔料仕上げレザーと異なり、DURAにも塗装前に染色を施しています。このため、縫い目や革表面に傷がついた場合でも、同系色が見えることで傷が目立ちにくいよう配慮されています。

A NATURAL BEAUTY SPOT
-ナチュラル ビューティ スポット

原皮には一枚一枚、その牛の歴史が刻まれています。
そのため、ピグメントレザーやセミアニリンレザーと呼ばれる革では、表面を丈夫にし、痕を目立たなくするために顔料が吹き付けられます。一方で、最も自然に近い仕上げであるアニリンレザーでは、傷痕や虫刺され痕といったその歴史が、「ナチュラルビューティースポット」と呼ばれる目に見えるマークとして残ります。

それらは、本物のアンティークに付いている古い傷が欠点でないのと同様に、本物の革である証です。

①角による突き傷痕
②生垣・柵などによる傷痕
③妊娠線・肉割れ
④干草用のフォークによる痕
⑤糞尿などのシミ
⑥皮膚炎の痕
⑦牛舎の中での傷痕
⑧ダニに咬まれた痕