CORのこだわり



木材へのこだわり
一見すると分かりにくいかもしれませんが、CORの製品には特別な木材が使用されています。
CORでは、ドイツの「持続可能な林業」を実践している森林から得られた木材のみを使用しています。
「持続可能」(サステナブル)という言葉は、人と自然が共生しながら多様性に富む環境を維持する、ドイツの森林に根ざした概念です。
この語源であるドイツ語「Nachhaltig」は、英語の「Sustainable」に対応し、日本語では「持続可能」と訳されています。
ヴェストファーレン州の豊かな森林
中央ヨーロッパ最大の森林地域の1つであるヴェストファーレン州は、冬も穏やかな気候と湿った土壌に恵まれ、ビーチ(ブナ)の生育に最適な環境です。
ビーチはこの地域特産の木材で、品質が安定しており非常に丈夫なため、家具の材料として重宝されています。
レーダ=ヴィーデンブルック(Reade-Wiedenbrück)にあるCORの工場には、毎年800m³(トレーラー約25台分)の木材が運び込まれます。角材や板材などに加工された木材は、トラックによる長距離輸送に適さないため、その調達は創業以来地元に限定されています。

厳格な選定と森林保護
ハーメルン森林組合の責任者は、毎年、伐採可能な樹齢100年以上の木を一本一本確認し、赤い塗料で印をつけます。森林保護を最優先に、無駄な伐採は一切行っていません。
数キロ離れた場所にある森林組合のLMH製材所では、丸太をのこぎりで切断し、板状に加工します。この製材所は1837年以来、ヴェストファーレン地区の家具メーカーに木材を供給し続けています。

木材の乾燥と品質管理
樹皮を剥がし、厚板にカットされた木材は、数か月間屋外で自然乾燥された後、50℃の室内乾燥室でさらに4時間乾燥されます。この状態を「calm」と呼び、ようやく出荷および加工の準備が整います。
職人の手による精密加工
レーダ=ヴィーデンブルック(Reade-Wiedenbrück)のCOR工場に運び込まれた厚板は、職人たちによって長さや幅を整え、カバー用の溝を掘った後、ソファの座枠へと加工されます。




木材加工・構造へのこだわり
ソファ作りは、木材の加工から始まります。CORの工場に運び込まれた樹齢100年以上のビーチ無垢材は、職人たちの手によって規定の寸法に切断され、滑らかに研磨されます
伝統的な組手技法によるフレーム構造
加工された木材は、伝統的な組手技法である三枚組継ぎによって組み立てられ、頑丈な木製フレームとなります。ネジは長年の使用で緩む可能性がありますが、組手構造にはその心配がないため、耐久性の向上につながります。
快適な座り心地を支えるスプリング構造
フレームには、スプリングを固定する合成樹脂パーツが取り付けられ、座り心地の要となるS字スプリングが張られます。

独自の張地交換システム
一般的なソファでは、張地を木製フレームにタッカー針で直接固定する方法が採用されています。しかし、CORのソファでは、木製フレームに彫られた溝に張地を合成樹脂パーツで固定する独自のシステムを採用。
このシステムにより、張地の交換が短時間で可能な一方、カバーリング方式の欠点とされる「ずれ」や「たるみ」が発生しません。この張地交換システム(チャンネルビーズカバー)は、COR独自の技術として特許を取得しています。

環境に配慮した生産プロセス
木製フレームは、貼り加工、組み立て、品質管理、そして梱包の工程を経て、世界中へ出荷されます。また、木工加工時に発生する木片やおがくずは、工場内のサイロに集められ、環境に配慮したバイオマス燃料として再利用されます。
これにより、工場の暖房や木材の乾燥に活用されています。

見えない部分にもこだわる品質
多くのソファは、内部構造を隠すために座面の裏側に布(金巾)を張りますが、CORの主要ソファにはこの布がありません。代わりに、丁寧に張り込まれた張地、最高品質のSバネ、そして滑らかな木肌のビーチ無垢材が施されています。内部まで最高品質で仕上げられた家具です。
当社ショールームでは、構造がわかる展示も行っております。
ぜひお越しいただき、その品質を直接ご確認ください。





クッション材へのこだわり
ソファの座り心地と耐久性を左右する重要な要素のひとつが、ウレタンの品質です。ウレタンは、メーカーから一定のサイズで仕入れ、工場内で最も広い面積を占める場所に保管されています。
下地加工部門では、それぞれの商品に合わせてウレタンをカットし、複数の種類を組み合わせて貼り付ける工程を手作業で行っています。
一方で、よく見かけるモールドウレタンは効率的で大量生産が可能なうえ、コストも抑えられます。しかし、それでは本当に座り心地が良く、耐久性に優れたソファを作ることはできないとCORは考えています。

最適な座り心地を実現するウレタン構成
座る場所によって体重の負荷が異なるため、背もたれには柔らかいウレタン、座面には硬めのウレタンを使用。さらに、すべての商品で異なるウレタン構成を採用し、CORのソファには1,700種類ものウレタンが使われています。
高密度ウレタンによる快適性と耐久性
永年の使用に耐え、どんな体格の方にも快適な座り心地を提供するためには、ウレタンの密度と圧縮率が高いことが重要です。CORが使用するのは、最も密度が高く、最も丈夫なウレタンのみ。密度の高いウレタンは、ゆっくりと沈み込む感覚と、しっかりとした座り心地の両方を実現します。

職人技が生み出す究極のクッション
芸術的に構成されたウレタンは、丈夫な不織布でカバーされ、熟練の職人によって丁寧に縫製された張地をまといます。こうして完成したソファは、座るたびに心地よさを感じられる逸品となります。外見の美しさだけでなく、中身にも同じ価値を持たせること。
その品質は、永く使い続けることで確かに証明されます。



