FLACE MAGAZINE
当社FLACE商品の生産拠点について、ご紹介の最終編です。
【 FLACEの家具は国内生産のMade in Japan 】Vol.3 日田・佐賀 編
FLACEカタログのオリジナル商品は木製品・金属製品問わず全て日本国内製造のMade in Japanです。
ファブレスメーカーの当社は生産工場を持たないために、国内の各生産拠点での商品品質や性能に見合った生産ラインを有する国内各家具産地の提携工場にて生産を委託しています。
国内家具産地にはそれぞれ特色がある工場が地場産業として地域の経済に貢献していますが、弊社も地域活性化や地方創成のお手伝いが出来るように、全国9工場(北は山形から南は大分)にて、それぞれのスタイルに合った加工技術を用いて高品質な商品の生産を委託し、お届けしています。 
   Vol.1 山形・桐生 編こちらをクリックしてください。
   Vol.2 飛騨高山・福山 編こちらをクリックしてください。
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[ 生産拠点の紹介 ]
Vol.3では、日田家具産地と諸富(佐賀)家具産地の伝統と特性をご紹介致します。
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天領日田・豆田町(重要伝統的建造物群保存地区) 
[ 日田家具産地 ]
北部九州の中央に位置する大分県日田市は、1686(貞享三)年から西国統治の拠点となる郡代が置かれた幕府直轄の地でした。多くの人やモノが行き交い繁栄した天領·日田は、今も九州各県をつなぎ、独自の歴史·文化が横たわっています。
周囲を山々に囲まれ、水清らかな川が流れる日田は、自然の恵みを活かした産業が多く、林業・木工業もそのひとつです。 日田杉の植栽は、宮園神社境内にある樹齢約500年の御神木が起源とされています。その後一般的に杉の植栽が始まり西南戦争の復興や日清戦争などによる木材需要の高まりにより日田の林業は繁栄しました。
1907(明治40)年、周辺地域の豊富な森林資源を活用して、それまでの原木や製材品の流通だけでなく漆器などの工芸品生産が行われ、ロクロ技術など木工品の製造技術が発展してきました。 家具生産の起点は、従来よりあった製造技術を基盤として戦後、食堂用の丸椅子と地元の雑木を使って飯台(食事の台)等の生産をしたのが始まりです。
その後、生活様式の洋風化に伴いリビングセットやダイニングセット等の脚物家具を主として生産され産地が形成されました。 現在では、脚物家具は大分県日田市、箱物家具(箪笥等)は福岡県の大川市というように全国的にも珍しい家具生産の一大集積地です。

<日田家具産地では2工場で製作しています>
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日田工場(脚物家具 / 箱物家具) 
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■NEARCO(ネアルコ) Sofa / 他1アイテム製作
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■ORVILLE-WL(オービル) Bench / 他8アイテム製作
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筑後川河口部・佐賀市諸富町   
[ 諸富(モロドミ)家具産地 ]
佐賀市諸富町では、家具を作る指物大工を中心に古くから木工業が営まれていました。
1935(昭和10)年には旧国鉄佐賀線が開通し、400年の歴史を誇る家具産地の福岡県大川市から人々が往来するようになり、新たな木工技術が伝わりました。
1955(昭和30)年には筑後川に諸富橋と大川橋が開通し、交流がますます盛んになります。 諸富家具とは、佐賀県指定(佐賀県指定伝統的地場産品)の諸富家具・建具は伝統的な工芸品として佐賀県より地場産品の一つとして指定をうけており、今もなお伝統的な技術・技法を引き継ぎ製作されていま す。諸富町は大川市に次ぐ九州の一大家具産地として、筑後川をはさみ隣接する大川家具とともに発展してきました。

<諸富家具産地では1工場で製作しています>
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佐賀諸富工場(主に脚物家具) 
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■LONHRO(ロンロ)Bench / 他1アイテム製作

【問い合わせ】
エース物産株式会社 フレイス インテリア ディビジョン
TEL 03-6550-9212
https://flacedesign.com/